MBTI診断はなぜ韓国で流行り、日本では流行らないのか?
あなたはMBTI診断を知っているだろうか?
性格診断の一種なのだが、詳細な説明は日本MBTI協会より引用させていただく。
MBTIは他の性格検査とは異なります。MBTI(エムビーティーアイ:Myers-Briggs Type Indicator)は、個人をタイプに分類したり、 性格を診断したりすることが目的ではありません。回答した個人一人ひとりが、自分の心を理解し、 自分をより生かすための座標軸として用いることを最大の目的にしています。
要するに、結果だけでなくそれをきっかけに自分の 理解を深めていくプロセスがあってはじめて有益になる検査ですから、検査というより、メソッドという ほうが近いといえます。
引用リンク▽
上記引用には説明されていない部分を補足すると、MBTI診断は16のタイプに分けられており、16のタイプはE・I・S・N・F・T・P・Jの8つのアルファベットから組み合わせて表記される。
参照
【MBTI】MBTIとは何か?4文字のアルファベットについての解説・説明|今すぐ使える心理学 (uranaino.net)
このMBTI診断が今、韓国で大流行を超え、自己紹介の定番にまでなってきている。
韓国で流行るMBTI診断
診断自体は2年ほど前くらいから韓国で急激に流行り始め、MBTI診断をアイドルが受ける企画動画が成立するほど注目されているコンテンツであった。
アイドル達が診断をするようになり少しして韓国人の知人から、「MBTIって知ってる?!」と持ち掛けられ、日本にいる韓国の一般人にも浸透してきているのを感じた。
その当時わたしは、MBTI診断に対し、韓国あるあるの”一過性の流行コンテンツか~”程度にしか思っていなかった。
韓国では何かが流行ると一斉に皆が真似し、すぐ飽き、すぐまた次のものが流行るといった感じで日本よりもだいぶ流行のサイクルが激しい。
半年も経てば誰もMBTI?まだそんなこと言ってるの?といった具合になると思っていたのである。。。
それが流行し始めてから2年は経とうとしている今、韓国では、廃れるどころか自己紹介の定型になってきているのである!!!
日韓の言語交流アプリで目にした投稿
「わたしENFPです。同じ人いますか~?」
スクロールしていた指が一瞬とまる。
「ん?なんとなく見覚えのあるアルファベット4文字…」
気になってその人のプロフィール画面に飛ぶと、投稿に記載されていたのと同じ、ENFPというアルファベット4文字がつづられている。これはまさか、と思い他の韓国人ユーザーのプロフィール画面に飛ぶと、また別のアルファベット4文字。そのまた他のユーザーにも、他のユーザーにも…。
その4文字とはまさしく、あのMBTI診断のタイプ表記なのである!
え?!?!まだMBTI流行ってんの?!流行るどころか定番になってきてるの?!?!
あの移り気の早い韓国人たちが心奪われるMBTI診断、一体どんなものなのか・・・
実は韓国で流行るより前に、ツイッターでもたまに目にはしており、私自身も診断を受けたことはあった。わたしは性格診断が大好きだったので、しばらくブクマして見返したりするくらいにはハマった。
だが日本ではその後特に大流行りもせず、今のところ韓国アイドル好きの日本人の間では認知度が高まってきたがダルゴナコーヒーや指ハート・イカゲームのように日本で爆発的に流行っているようには思えない。(もしかしたらこれからじわじわくるのかもしれないけどそんなことを言ったらこの記事が次に進まないので流行らない前提で話を進める・・・)
日本ではそんなに浸透いていないが、なぜ韓国でこんなに爆発的に火が付いたのか。
それはずばり、国民性なのでは?!とわたしは思っている。
日韓の国民性の違い
韓国人は【自己(おのれ)】を常に意識している。
自分とはどのような人間で、どのように物事を感じているかに常に意識を向けている(と思う)。
これはまさに、MBTI診断にぴったりの性質といえる。
なぜならMBTI診断は、診断の結果ではなく、診断を受けることによって己の価値観を見つめなおす過程を大事にしている診断だからである!
韓国人の自己を他者へアピールするモチベーションの高さにくわえ、インターネット先進国故の情報共有率の高さのおかげで一度火が付けば爆発するのはあっという間である。
逆に日本人は、己がどういった人間かを自分で理解するよりも、周りからどう見られているかを重視する国民性である。
自分がどんな性格かを自分で理解したところで「そうなんだー」で終わりがちだし、別にそれを他の人に知ってもらう必要もない。
そんなことより人から自分がどう見られてるかが重要なのだ。
と綴ったが、韓国人は非常に見栄を気にするし、周りからの評価を気にする部分も多分にある。
だが、それが日本人のように内向的にはならない。
「誰かに責められないように、目立つことはしない。」
というのが日本人の「他人からの目を意識」したときの思考のクセ。
韓国人はというと
「他人になめられないよう、見栄えやステータスは必須。」
という思考になりがち(外国人のわたしの目から見るとそう感じる・・・)
診断自体の特徴
診断内容自体は、特にこれといって他の診断と大きく違う部分は思い当たらないが、ここら辺が流行った要素かなーと思う点を挙げてみる。
・公式の診断ページが無料で用意されているため、誰でも受けやすく、結果に信ぴょう性がある。
・回答がそう思う~そう思わない5段階のグラデーションになっているため、答えやすい。
・診断結果がデザイン性の高いキャラクターで表現されており、おしゃれ。(結構これ韓国人に響いた要素大きい気がする。)
・同じタイプの偉人・著名人が記載されており、どの結果になってもそこそこ誇らしい。(これも大きい気がする)
・診断結果が詳細。人格について・適職などビジネス面について・恋愛面についてがそれぞれ詳細にまとめられており、参考になる。
こんなところだろうか🤔
いろいろ書いては見たけれど、全てわたしの考察なので、本当のところはわかりません。
ここまで読んでくださった方で、MBTI診断に興味をもった方のために下記リンクをご紹介しておきます。
ぜひ受けてみてください(*'ω'*)
2023年5月18日記事一部修正
【余談】
ちなみにわたしは
広報運動家型 (ENFP)
でした。
大好きなサナちゃんと一緒なのでうれしい(単純)